関西学院高等部学友会 ARCHIVE

子ども会1990

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1990年度 子供会報告

 今月から二月にかけて行なわれた準備の為の会議では、子供会の規模の縮小、内容の簡略化が考えられていた。というのも神戸女学院側で子供会の準備にあたるのは自治会の役員であり(自治会は関学の学友会にあたる。関学側は文化総部の役員が子供会を運営する。)子供会のためにばかり時間をさいていられないという事情があるからだ。それぐらい子供会の準備には手間がかかるものなのだ。実際に準備のための会合は前年の半分程度に抑えられたが、結局、規模は例年と同じ程度のものとなった。

 今年度の子供会は4月30日の代休に、女学院のキャンパスを会場として行なわれた。春らしい、とてもいい天気だった。阪神間の五つの母子寮から招待した、約70人の子供達(小学生)が集まった。メインプログラムを一言でいってしまえば、オリエンテーリングということになる。関学生と女学院生にそれと同数の子供達で組まれた合計10前後の班で行い、チェックポイント毎にするゲームで得点を競う。その他にも全員が参加するゲームや、高校生と子供達が一緒に自由に遊べる時間もとった。食事やおやつ、おみやげも用意した。全体の構成やオリエンテーリング等のゲームは小学生と高校生が同時に楽しめなければならないということで、決定までに少し時間がかかった。それでも実際にやってみると、なかなかこちらの思惑どおりにはすすまない。ある程度は仕方がないとしても、開会式と閉会式や全体のゲームはもっと念入りにリハーサルを行なっておくべきだった。しかし結局はなんとかカタチになって最後の「風船飛ばし」(子供達に紙に夢を書いてもらってヘリウム入り風船で飛ばす。子供会の恒例行事)まで終えられた。時間も、一部の子供達が遅れたために三十分も遅く始まるにもかかわらず、時間通りに終わることができた。 しかし、やはり今回の子供会は前年のマイナーチェンジもの、といわざるを得ないだろう。人を喜ばせる、楽しんでもらうということはとても難しい。でも、だからといって、オリエンテーリング中心の構成は三年連続である。毎年ほとんど同じ子供達が参加するのだから、毎年以たり寄ったりということではいけない。

 更に考えるべきことは、施設訪問である。子供会は年一回だが、招待する五つの母子寮には、関学の文化部員が年数回訪問し、子供達と親交を深めることになっている。しかし、これにみんなは行きたがらない。半分強制である。高校生男子の我々がいきなり小学生の輪の中に入っていくのは、確かに最初は思いきりがいる。施設によっては、年に一回、子供会直前にしか訪問しない所もでてきてしまった。毎年言われることではあるが、子供会と施設訪問は一体なのだ、ということを忘れてはいけない。(実際に行けば結構自分達が楽しんで帰ってくる場合が多いのだが……。)

 最近では、子供会当日に参加するメンバーを揃えるのにも、苦労するようになった。ただでさえ少ない文化部員の中でも、みんなボランティア括動に意欲を燃やしている訳ではないということだ。文化部以外からは、いくら口すっぱくアピールしても参加申し込みは数える程だ。今後も文化総部と宗教総部が中心のままで子供会を開くことは、どんどん難かしくなっていくと思う。できれば、子供会を学友会全体の行事として全校の関心を高め、てこいれをして欲しい。子供会は、高等部では数少ない大がかりなボランティア活動で、それぐらいの価値はあると思う。

 最後になりましたが、子供会を盛り上げてくれた両校の全ての参加者の皆さん、女学院当日スタッフの人達、献金に協力してくれた生徒諸君、写真担当の両校の写真部の皆さん、会長の建石さんを中心に本当によくがんばってくれた強力な女学院役員会の皆々様、様々な面でお世話になった両校及び各施設の先生方、以上全ての皆さんに心から感謝致します。本当にありがとうございました。(野坂俊彰)

(マスタリー第13号p164-165より)