関西学院高等部学友会 ARCHIVE

子ども会1994

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1994年度 子供会報告

子供会委員長 中前智光

 今年も晴天の下、四月二十九日に六つの施設より七十二人の子供達を招待し、神戸女学院のキャンパスにて子供会を行いました。GL(グループリーダー)、当日スタッフ、子供達など合わせて約二百五十名近くの人数でキャンパス内でのオリエンテーリング、室内でビー玉迷路の製作を行いました。子供達にはどちらも好評だったようで、喜んで帰ってくれたように思いました。

 今年の子供会は早い時期から準備を綿密に進め、特に大きな失敗もなく無事終了することができました。毎年苦労するGL、当日スタッフの人数確保も文化部、宗教部、そして当日試合のなかった馬術部の人達も進んで参加してくれたおかげでスムーズに進みました。特に一年生がたくさん参加してくれたのでとてもうれしく思いました。献金も運営費のほぼ全額に近い額が集まりました。GL、当日スタッフの説明会にもほぼ全貞が参加してくれ、皆が真面目に子供会のことを考えてくれていることをたいへんうれしく思いました。

 高等部での子供会の認知度は少し低いような気がします。ここで少し子供会について説明したいと思います。子供会は一九五九年から行われて一時中断しながらも一九八一年に復活し、現在に至っている行事です。招待される子供達は何らかの理由で家族だけでは生活できなく、養護施設に入っている子供達です。そのような子供達を招待し、高等部と神戸女学院の生徒がお兄さん・お姉さんとして一緒に楽しいひとときを送るというのが子供会の主旨です。

 子供会は高等部のスクールモットーである「マスタリー・フォア・サービス」を実践できる行事だと思います。運動部の人達は当日参加するのはむずかしいと思いますが、その前後に行われる施設訪問などに参加してみてください。私達が子供達から教えられることも多いですから。最初から「つまらない」と思わないで一年生、二年生は来年、進んで子供会に参加してみてください。きっと得るものがあると思います。

 最後になりましたがスタッフの秋山君、三木君、柴田君、和田君、吉井君、高良君、山本君、宮崎さん以下神戸女学院のスタッフの皆さん、連日の会議、そして準備、どうもお疲れ様でした。そして顧問の尾城先生、藤田先生、神戸女学院の顧問の先生方、どうもありがとうございました。

子供会を終えて

平野雄彦

 今年初めて子供会に参加することになった時は、何となく参加してみたという感じだったが、前もって子供達の施設に訪問したり、当日子供達をその施設まで迎えに行く仕事など与えられたりと日が近づいていくにつれてこの行事の実感がやっとわいてくるようになった。

 そして子供会の当日、子供達を迎えに施設へ行くと、もう子供達がリュックを背負って楽しそうにはしゃぎながら僕らを待っていた。施設の人が子供達を整列させている姿を見ていると、自分が小さかった頃と重なって思い出して、どこか懐かしくなんとなく身近に感じた。ようやく整列し出発したが、駅の自動改札機の前で止まったり、皆とは違う扉から電車に乗ろうとしたり、歩く速さがそれぞれ違ってばらばらになったりとなかなか気が休む時間がなかった。けれども毎日通学で乗り慣れている電車も、子供達にはもの珍しく見え楽しそうにしているのを見て、いつもとは違った感じを受けた。

 子供達の色々な反応を見ながら、会場である神戸女学院に着き、いよいよ班別のオリエンテーションが始まった。午前はビー玉の迷路を作る手伝いをしたが、子供がそれに興味を持たずなかなか作ろうとせず苦労した。周りの人に手伝ってもらいなんとか完成することができた。午後からは、ゲームをして他の班と得点を競うものだったので子供達もゲームに一生懸命だった。結果はあまり良くなかったが、子供達もゲームに熱中して楽しんでいたのでそれで十分だと思った。閉会式が終わった後も自分で作ったビー玉迷路で遊んでいる子供達を見ていると、自分自身も今日一日色々と子供達の面倒を見てきたのも結構楽しかったと思えるから不思議である。確かに疲れたがいい経験をしたように思える。

(マスタリー第17号p157-158より)