子ども会1998
1998年度 子ども会報告
3−F 浅野 真也
今年も、例年通り、四月二十九日に春の子ども会が行われました。当日は青天に恵まれ、子どもたちの感想を聞く限り、成功だったのではないか、と感じています。
ここで、子ども会の事を知らない人のために記しておきます。子ども会とは、六箇所の施設の子どもを一堂に集め、関西学院高等部・神戸女学院高等学部の両校の有志の人たちと一緒に遊ぶ場を設けるものとして行われている行事です。
これまでは、ドッジボールを主とした行事でしたが、昨年は趣向を変え、オリエンテーリングが行われました。それが子どもたちに好評だったことも受け、今年はドッジボールに加え、祭りを企画に盛り込むことにしました。多数の子どもたち、そして高校生が参加するこの会で、みんなが楽しめるものは何か。祭りは、そんな私たちの念頭においた目標を満たすものでした。
そもそも、私が子ども会と出会った初めは昨年の子ども会で当日スタッフとして参加したことでした。この時、残念ながら子どもと触れ合う機会は少なかったのですが、私はこの子ども会に深い興味を覚えました。そして、私は本部として活動する決意をしたわけです。
しかし、子ども好きなだけでは、運営に携わっていくことができないことが分かりました。現に、子どもたちとのコミュニケーションの中で、彼らが心に持っている傷に気付かずにはいられず、私たちは、子どもたちへの理解の上で、その傷に決して触れずにはいられません。ここには、一歩踏み込んだ子どもたちとの相互理解が必要なのです。
子ども会には、直接に子どもたちのいる施設へ赴く、施設訪問も含まれています。子どもとより深く分かり合うのに、この施設訪問は大きな意味を持っています。また私が、子どもが普段見せない一面を感じたのも、施設で子どもたちと遊んでいる時でした。
どうやって接することが、子どもたちにとって一番良いか、私は、このことに随分悩まされました。正直言って、私は自分のしていることに自信をなくしていたのです。しかしそんなある時、本部のあるメンバーがこう言いました。
「心の傷を忘れられる一日にできるよう、子ども会を盛り立てていこう。」
この言葉で、私の迷いは消えました。そして、子どもたちが、ひいては参加者全員が楽しめる子ども会を企画することを、心に決めました。こうして、祭りをメインイベントとした子ども会が、無事行われる運びとなります。
後日集めたアンケートにも、「楽しかった。」といった言葉が多く見られ、運営した側としても、とてもうれしく思います。子どもたちの心からの笑顔と、「来年も子ども会に行きたい。」という言葉が、本部のこれまでの努力への自信につながりました。
運営としては、まだまだ反省する点も多く、来年からまたそれらが改善されていくことを望みます。そして、求められる「子ども会」により近付いていくことを信じています。
これまで子ども会を支えて下さった本部スタッフの皆さん、先生方、GL、当日スタッ
フの方々、本当にありがとうございました。
(マスタリー第21号p234より)
